2003年12月・久しぶりのNew York Cityと
本当に久しぶりのSan Francisco旅行 12月23日
昨年12月のNYCとサンフランシスコ旅行記、第3回目です。
この日も時差ぼけに悩まされていました。
12月23日(火)
1. やっぱり眠れなかった
目が覚めたのがAM5:00。今回の時差調整は完全に失敗だ。テレビを見ながらコーヒーを飲む。AM7:00に朝食を買いに、角(49th
& 7th)のDeliに出向く。クリームチーズを塗ったベーグルを2つ(US$1.36/pc)。安上がりな朝食だなぁ。ホテルに持って帰って食べる。
さて今日はどこに行こうか、と妻と相談。まずVirginに行ってDVD、その後明日のミュージカルのチケットを買い、その後で古本屋、お昼はチャイナタウンで飲茶にしよう!と言うことになった。
2. お買い物、お買い物
なぜDVDに古本屋?という素朴な質問があるかもしれないが、妻がお気に入りのTVドラマのDVDと原作本を探したいため。
AM9:00、まずTimes Sq.のVirginへ。45分ほど探すがお目当てのドラマはDVDになっていないらしい。諦めろ、我が妻よ。
ホテルのロビーにあるパンフレットにあったのだが、Times Sq.のマクドナルドの横に観光局がある。その中でミュージカルのチケットが買えるらしい。パンフレットには「劇場で買うのと同じ価格」と書いてある。これならあちこちの劇場をはしごしなくてもいいし、建物の中なので並ぶのも楽だ。早速Virginから観光局へ。
AM10:00からこのブースが開くが、AM9:50頃に着いた時にはすでに10人ぐらいが並んでいた。販売開始の3分ぐらい前に係員から大声で説明があった。ディスカウントチケットは扱っていないこと、リストされていないショーは扱っていないこと、24日、25日のショーは一覧を見ること、Mamma
Miaは1月第1週まで全て売り切れなど等。あわてて24日のショーを確認すると、夜はどのショーもやっていない。それじゃ昼は?と見るとこれもごく限られたショーだけだ。Lion
King、The Beauty and the Beast, Rent, Aida, Gypsy, Movin' Out。
見たかったショーはほとんどやっていない。仕方なくGypsyを観ることにする(オーケストラシート2枚でUS$203…チケットも高くなったなぁ)。明日は友達と昼食をとる予定にしていたが、夕食に代えてもらわなきゃ。
さて、何はともあれ明日のショーのチケットも取れたので、次は古本探しだ。地下鉄に乗り込みEast
VillegeのStrand Book Storeへ。14th St. Union Sq.駅を上がると、Union Sq.が広がる。どこに出たかわからなくて少々うろうろしたが、やっと方角がわかって歩き出す。フリーマーケットの中を通って道路を渡り、お目当てのStrand
Book Storeへ。
この本屋、歩き方によると蔵書200万冊とか…。思いのほか小さな入り口を入ると、そこで荷物を預ける(万引き防止用。こういうシステムは大学の生協なんかでもよく見た)。案内の係員にお目当ての本があるかどうか尋ねると「う〜ん、もしかしたらエンターテイメントの棚にあるかも」。とのこと。妻と二人で手分けしてエンターテイメントの棚を調べて回る。1時間ぐらい探したかな?結局お目当ての本はなかった。店内を見渡すと、古本がそれこそ山のように棚に並べてあり、特価のものは平積みになっていたりする。結構人も多いしすれ違うのもちょっと大変。
預けていた荷物を受け取ると、Union Sq.に向かう。ここにはオフブロードウェーのDe
La Guardaの劇場があるんだけど…前を通っただけだった。このまま地下鉄に乗るのもなんなので、フリーマーケットを覗いてみる。マトリョーシカ、インド風の生地、蝋燭、古本など、見ているだけでも楽しい。このフリーマーケットで自分で撮った写真を売っているおじさんがいる。セントラルパークの写真が雰囲気が良かったのでこれを買う。US$20。このおじさん、実は日本人だったりする。
3. チャイナタウンで飲茶
Union Sq.の青空マーケットを離れ、チャイナタウンに向かう。AM11:30頃に到着。まだちょっと食事をするには早いので、またまた妻の要望で中国の薬を探す。Pearl
Riverという名のお店を探すが、同じ名前の店が2件あり、まずお目当てじゃない方の店に行ってしまった。調べなおすと違う店に来たことがわかり、お目当ての店に向かう…なんか今来た道を引き返すので損した感じ。しかもお目当ての店はPearl
RiverからGreat Wallと名前を変えている。オーナーが変わったかな?中に入ると中国のいろんな産品が売っていて、シンガポールの裕華国貨を安っぽくした感じ。結局ここでもお目当てのものはなく、30分ぐらいで店を出る。
さて、そろそろ飲茶を食べようか。いつも行く金豊大酒楼にするか、新しいお店を開拓するか…。新しいお店を試してみよう!ということになり「歩き方」を引っ張り出す(結局ガイドブック頼り)。そんじゃここにしよう、と決めたのは「Mandarin
Court (文華閣)」。61 Mott St.。店に入ると、お客は…白人しかいない。あまり広い店でもないが、お客もあまり入ってない。それじゃ飲茶は、というと一応手押しのカートは回っているが2,3台だけ。何も言わずにジャスミンティーが出てくるし。えらく観光客ズレしているなぁ。
お味は…あまりうまくない。シンガポールで舌が肥えたかなぁ?妻と二人、ほとんど話もせずにもくもくと食べる。6品食べてUS$15.70だからそんなに高くはないが、このお店は外れ。他の人には薦められない。歩き方には「いつも飲茶待ちの行列が絶えない」とあるが、そんなものなかった。地元の華人もほとんどいなかったし、いつか淘汰されてゆくだろう…。ちょっと不満顔で店を出た。いつもの金豊にしときゃよかったよ。
4. Macy'sでお買い物
また地下鉄に乗り、34th St.まで戻る。というのはMacy'sで私のワイシャツを買うためだ。実はここ10年ほど日本ではワイシャツを買ったことはなく、全てアメリカに来たときに買っている。
Macy'sの前はすごい人出。Macy'sの中はもっとすごい人出。まっすぐ男性用のワイシャツ売り場に行き、シャツを探す。いつも買っているAlfaniというブランドは私に合うサイズがなくなっている。妻と二人で仕方ないので15-33のシャツを探す。人だかりとシャツの山の中を一生懸命、色とデザインとサイズが合うものを探す。結局1時間ぐらいかけてワイシャツを3着。全部でUS$86だったから、結構いい買い物かも。
シャツを買った後、Macy'sを出る。ふと見るとクリスマス前の買い物の人出の中に、防弾チョッキを着て自動小銃を持った警官があちこちに立っている。テレビではテロ警戒を繰り返して言っていたし、ピリピリした雰囲気のクリスマスシーズンだ。とりあえずホテルに戻ろう。
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5. ミュージカル "Movin' Out"
Pm2:30から6:30ぐらいまでお昼寝。Pm7:30ぐらいにRichard Rodgers Theatreに。Billy
Joelの音楽を使ったミュージカル"Movin'Out"だ。
席は一応オーケストラ(1階)だが、本当に壁際でステージが一部分見えない…。隣は6席ほど空いてるし、もし誰も来なかったら席を移ってしまおう(結局、1曲目が終わったところでぞろぞろ入ってきたが)。
さてこのミュージカル、出演者には台詞はない。踊るだけ。しかしこのダンスが非常にすばらしい。演奏はステージの上にバンドが陣取り、その真ん中にピアノ。"Piano
Man"がBilly Joelと同じようにピアノを弾きながら歌う。
60年代の若者5人(男3人…James, Eddy, Tony、女2人…Brenda, Judy)のお話。5人ともBilly
Joelの歌に名前が出てくる。BrendaとEddyが離婚を決めるシーンから始まる。JamesとJudyは逆に婚約をしたばかり。Tonyだけが一人ぼっち。ところが離婚したBrendaとTonyが付き合い出す。面白くないEddyはTonyと喧嘩ばかり。そうこうするうちに男3人はベトナム戦争に徴兵される。ベトナムでも仲の悪いEddyとTony。ところが二人の中に入っていたJamesが戦死してしまう。生き残り、アメリカに帰ったEddyとTony…。そこには婚約者を失ったJudyが待っていた。他の帰還者が恋人や妻の出迎えで喜んでいる中、Judyは「なぜあなた達が帰ってきたの?Jamesは帰ってこなかったのに…」と二人を責める。言葉の出ないEddy、Brendaが出迎えに来たのに顔を背けてしまうTony…(ここで1幕目終わり)。
生きて帰ってきたがEddyもTonyも苦悩の下、荒れた生活を送る。Tonyをどん底から救い出したのはBrendaの愛情、Tonyを救い出したのはJudyの許しの言葉。そして最後のシーン、同窓会で(他のクラスメートを含め)4人が一同に集まる。
音楽はIt's still rock'n roll to meで始まる(なぜかこの曲だけサントラ盤に入っていない)。順に書くと…
1幕目
2幕目
(*はピアノだけのクラシック曲。Billy Joelの作品らしいが…)
カーテンコールで"New York state of mind"。
どの曲も大体Billy Joelの原曲と同じかそれに近いアレンジだが、We didn't start the fireだけが別アレンジ。舞台が60年代なので、"Scenes from an Italian restaurant"の歌詞が一部変わっている。"Brenda and Eddy were still goin steady in the summer of '65...." 原曲では'75だった。
2幕目のAngry young manので出しは個人的に注目していた。果たして本当にあのトレモロがピアノでできるのか?…本当に弾いていたのでびっくり。
私自身がピアノを習っていたし、Billy Joelの曲も何曲か弾いたことがあるので、このミュージカルはとても印象深かった。もう一度見たいなぁ。
なお、このミュージカルではSouvenier Programを売っていなかった(近くのミュージカルショップで見かけたが…)。代わりにCDはしっかり買った。
夕食を食べてなかったのでショーがはねた後、タイ料理を食べに行く。3年前に言ったお店が見当たらなかったので、仕方なくPlaybillに出ているPong
Sriに行く(このお店、10年前のPlaybillにも紹介が出てる。チャイナタウンに支店あり)。タイ風焼きそば、サモサ風揚げもの、タイ風さつま揚げ、それにビアシン3本でUS$45(チップ込み)。ほろ酔い気分でホテルに戻り、ベッドに入る。
続く。