New Century at New York City Page 4

世紀を跨いだニューヨーク旅行第4回目、今回はChina Town編です。今回はマンハッタンのChina Townと、QueensにあるFlushingという新しいChina Townの2箇所に行って来ました。MLには3回に分けて投稿したのですが、ホームページではChina TownとFlushingの2回に分けてアップします。

6. China TownとFlushing

China Town (Manhattan), December 30, 2000

1) China Townへ向かうまで

 前にも書いたけど、この日は未明から大雪。道路にも雪が降り積もっていて、バスもタクシーも完全マヒ状態。アメリカではスノータイヤもあまり見ないし、ましてやチェーンなんか売ってもいない(私もアメリカで研修中、スノータイヤなんか使わなかった)。ま、まともに動くのは地下鉄だけだろうな。
 とりあえずこの日は観光なんてあきらめないといけない。妻と話し合った結果、この日の予定はa) China Townで火鍋を食べる、b) Macy'sでお買い物、c) ミュージカル"Chicago"の3つに決まった。
 China Townに向かう前に、ホテルをHiltonに宿替え。午前10:30にチェックイン。その後、11:00ぐらいにHiltonを出る。大雪の中をHiltonから6th Ave.をちょっと歩き(と言っても雪で大変だったが)、Rockfeller Center駅に入る。
 最近、NYCの地下鉄はトークンからMetro Cardに変更している(近々トークンは廃止されるらしい)。それに伴い、Metro Cardの券売機が増えている。これでFun Pass(1日券、US$4)を買い、地下鉄のホームへ。B/D/QラインでGrand St.駅に向かう。
 Grand St.駅を降りた乗客は、ほとんどがアジア系。おかげで目立たなくてすむなぁ。雪は相変わらずの勢いで降っている。傘をささないと。

2) 雪の中のChina Town

 地上に出ると、ちょっとびっくり。この大雪の中、かなりの人達が買い物に来ている。当然、ほとんどの店が営業している。ドアがある薬屋はとにかく、店先に商品を並べている八百屋や魚屋も、元気良く営業している。店先の棚に並べているものには雪が積もってたけど。しかし、交通がマヒしているのに、どうやって新鮮な野菜や魚や肉を運んできたんだろう?
 Grand St.から目指すはMott St.。何度か道路を横断するのだが、車が止まりきれずに突っ込んでこないよう、注意しながら渡る。歩くときもまるでペンギンのようによちよち歩きになってしまう。
 で、つがいのペンギンが目的の火鍋屋にたどり着いたのは、10分ほど歩いてから。Mott St.は狭い通りだけに全く除雪ができておらず、路上駐車の車の上には大雪が積もっている。その中をやっとの思いで目的のレストランに入り込む。

Bingo Sea Food Restaurant
(海鮮火鍋酒家)
104 Mott St. New York, NY
Tel: 212-941-7228

 一応、地球の歩き方にも出ているレストラン。ドアを開けると、すぐ横にキャッシャーがあり、もう一つドアを入るとテーブルがある。店員は一目見ると、英語で話しかけてきた。う〜む、見破られていたか…。店内には先客は1組だけ。「バフェット?」と聞かれ「Yes」と答える。ここは火鍋のバフェットをやっている(US$20.50+tax/person)。 壁際の席に着くと、すぐにカセットコンロと2種類の湯が入った鍋、それにお茶が出てくる。
 コンロに火をつけるとすぐに、具を取りに席を立つ。肉、魚、野菜、かに、貝、エビ、それにザリガニまである。雌ペンギン…いや、妻が皿一杯に具を取ってくると、鍋に入れる。火が通ったらしょうゆベースのタレにつけて食べる、そして今度は私が具を取りに行く。その繰り返し(^^;;;)。
 私が、よく分からずに取ってきた具の一つは、水かきのついたアヒルの足だった。妻はホウレンソウの大きさに驚くが、アメリカではあれが普通の大きさだ。
 どの具もおいしかったのだが、後悔したのが魚のアラ(生臭さが取れなかった)とザリガニ(すごく臭い)。ニューオーリンズに行くことがあっても、ザリガニには手を出さないぞ、と夫婦ペンギンが固く誓う。
 私達がお腹いっぱいになる頃には、店内もにぎやかになってきた。横の大きな丸テーブルには、高校生ぐらいの女の子達が座っておしゃべりしながら鍋に手を伸ばしている。
 この店、一応ご飯やスープなどもバフェットのメニューの中にあるのだが、私達は一切手を出さず、結局鍋だけで腹一杯にしてしまった。デザートは豆腐に蜜をかけたもの。おいしい。
 店を出る頃には十分身体も温まった。で、また我々はヨチヨチと歩きながら地下鉄の駅に帰っていくのであった。

China Town (Manhattan) December 31, 2000

 2日連続でチャイナタウンへ。今回は飲茶を食べに行きました。ニューヨークに行くと必ず行ってる金豊大酒楼に行きました。

1) 待ち合わせ
 30日は大雪だったけど、31日は雪も止んだ。除雪も徐々に進んでいるとのこと。 今日は、ぷらでアナウンスした、飲茶を食べに行く日。Uさん夫妻とご一緒する事になっている。
 AM10:30にSheraton New Yorkのロビーで待ち合わせということで、ほぼ時間通りにSheratonへ。Uさん夫妻とはすぐに会うことができ、4人でまた地下鉄に乗り込み、再びGrand St.へ。チャイナタウンにはU夫妻のお友達が待っているとのこと。
 Grand St.をElizabeth St.まで歩き、そこを左折、Canal St.を渡った所にあるCitibankでお友達と落ち合い、そのまま金豊大酒楼へ。
 前回(99年11月、新婚旅行の時)はむちゃくちゃ混んで、15分ほど待たされたのだが、今回はそんなこともなく、すぐにエスカレーターでレストランへ。ウェイターが広東語で「日本人が5人!」と言っている。やっぱりばれてしまった。

2) 飲茶
 まだ11時過ぎだからか、あまり混んでいない。8割りぐらいの客の入りか?空いているテーブルもある。私達も5人でテーブルを占領している。「プーアル茶!」と開口一番、ウェイターに注文。急須が2つと湯飲みが5つ。ところが急須の1つがひび割れている。仕方ないので交換してもらう。
 U夫妻のお友達(男性)は、実はNYC在住の方で、チャイナタウンにもちょくちょくいらっしゃっているらしい。確かにいろんな事情に詳しい。
 近くにカートが回ってくるたびに、席を立って蒸籠を開けたり指さしたりして、好きなものを頼んでゆく。シューマイ、大根餅、チャーハン(餅米)、鶏足、青梗菜等々…。
 12:00を過ぎる頃には、広い店内も満員、大声の広東語があちこちから聞こえてくる。U夫妻のお友達によると、この店は雑誌に取り上げられたり、映画の撮影にも使われたこともあるとか。道理で白人客が増えたわけだ。コーラなんか飲んでたら、点心は沢山食べられないよ。
 で、結局5人は1時間強でデザートを待つことになった。何食べようか?杏仁豆腐、マンゴープリン等々(マンゴープリンは私の大好物)。実は豆腐の蜜かけもあるのだが、昨日も食べたのでマンゴープリンに。ところが待てど暮らせどデザートを乗せたカートが来ない。お〜いどこだ〜っ!。10分ぐらい待ったかな?やっとデザートが近づいてくる。
 お腹いっぱいだったのにデザートを食べてしまう。う〜ん、満足。これで一人当たりUS$10で済むのだから、飲茶は安い。

その後、U夫妻のお友達が経営する店(チャイナタウン)に行き、そのままU夫妻とお友達はSohoへ、私達は時差ボケが出る時間なので、ホテルに戻る。