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14. January 5th, 1997 Secaucus, NJ - Philadelphia, PA
1) Philadelphia到着まで
朝5時半に電話が鳴る。頼んでおいたモーニングコールだ。身繕いを済ませると外に出た。辺り一面真っ白、雪、ではなく霧である。駐車場の車は水滴でガラスが曇っている。
ホテルのロビーに行くとタクシーを呼んでもらう。Secaucusのバス停まで$3。まだバスが来るまでちょっと時間があるのでベーグル屋に入り、ベーグルとカプチーノを頼む。$1.90。店中焼きたてのベーグルのいい匂いがする。
AM6:30にバスが来る。NYCまで$1.95。約20分でポートオーソリティーに到着。ここでグレイハウンドのオフィスに行き、Philadelphia往復のチケットを買う。$20ぐらい。(記録忘れ。)T/Cを出そうとしたら、「T/Cは受け取らない」という。仕方なく現金で払う。一度会社更生法適用になって以来、グレイハウンドのサービスはがたがたである。昔はよかった…。
AM8:00にバスは出発、ちょっと回り道をしてAM10:30に到着予定。隣にはNewark駅前で乗ってきたヒッピーのカップルの女性が座った。バスはNew
Jersey Turnpikeを南下して行く。霧は相変わらず濃い。無事時間通り到着するだろうか、と考えていたらいつの間にか眠ってしまった。
2) Philadelphia中華街にて
車内アナウンスで目が覚めた。もうすぐPhiladelphiaだ。デイバッグを持ち、降りる準備をする。隣のヒッピーは、彼氏(or旦那?)を呼んでいる。僕が降りた後に彼が座ったことだろう。
Philadelphiaのバスディーポは中華街のすぐそばにある。ここから友人に電話をかける。この友人(日本人、女性)が迎えに来てくれるとのこと。待つこと約45分、彼女がやってきた。2年ぶりに会うが、元気そうだ。抱き合って再会を喜ぶ。すぐに昼食に向かう。彼女の提案は飲茶。小雨の中中華街を歩き、ある小さな間口のレストランへ入った。細長い店内に点心のカートが回っている。席に着くとジャスミンティーを頼む。次々にカートがやってくる。蒸籠のふたを開けたりして、おいしそうな物を頼んでいく。2人で食べているのだから、取る数を気を付けなければ。2人で10皿前後、ちょっと食べ過ぎたが、おいしいかった。$29.59だったが、十分満足したのでちょっと多めにチップを払い、$35.00をカードで払った。そういえば2年前は、彼女と他の友人たちと一緒に、NYCの金豊大酒楼で飲茶を食べたっけ。
Philadelphiaの飲茶レストラン: Joy Tsin Lau Restaurant (醉仙棲酒家) 1026-28 Race Street (China Town) Philadelphia, PA 19107 Phone: 215-592-7226 / 7227 / 7228 Fax : 215-592-4183 |
レストランを出た後、中華街を散策。1時間ぐらい2人で歩いた後、コーヒーを飲みに行く。友人のお気に入りのコーヒーショップは中華街のはずれにあった(住所調べ忘れ)。中にはいるとまるで日本の喫茶店のよう。オーナーは台湾系華僑とのこと。
3) 友人のオフィスへ
コーヒーを飲み終わると、友人のオフィスへ向かう。日曜なので誰もいないが中にはいることができる、とのこと。彼女についてゆくと、「シグナ保険」のビル(Philadelphiaで一番高いビルらしい)に着いた。入り口で名前を書き、許可証をもらって中にはいる。彼女はシグナ保険のオフィスに駐在し、オフィスデザインの仕事をしている(しかし、この保険会社はオフィスの模様替えばかりしているのだろうか)。「ここが私がデザインしたオフィスよ」と紹介された。仕事は順調なのだろう。とてもうれしそうだ。このビルの最上階から見る市庁舎の眺めはとてもすばらしかった。
4) 友人のアパートへ
オフィスを出ると、特にすることもないので、友人のアパートに行くことになった。Philadelphiaの中心部はあまり治安はよくない。特にこの街には黒人が多く、昼間からぶらぶらしている人も多い。暗くなってからは一人でうろうろしない方がいい、とのこと。
バスの出るPM5:00まであと3時間ほどある。彼女のアパートでお茶を飲みながら近況を聞いたり友達の話をした。彼女は離婚したばかりなのだが心身共に元気そうで本当に安心した。生活パターンが仕事の後にヨガと水泳、という風に、すっかりアメリカ人スタイルになっていた。
5) 別れ、NJに戻る
PM4:30に彼女のアパートを出る。歩いてバスディーポに向かう。薄暗くなり、日曜ということもあり、開いている店が少ない。やっぱりちょっと薄気味悪い。
バスディーポでNYC行きのバスの列に並ぶ。一度改札を始めたと思ったら、すぐに中断。どうも乗客が多すぎて1台のバスでは対処できないらしい。すぐに追加のバスが用意された。友人と再び抱き合って、再会を約束する。
バスは満員でNYCに向かった。途中で道に迷い(!)少し遅れた。(NJ
Turnpikeに乗りそびれたのである。)北上するにつれ霧がひどくなり、ついにはスピードを落として運転することになった。無事につきますように。
PM7:15ぐらいにNYCに到着。思ったより遅れなかった。ここからNJ
TransitでSecaucusに戻る。幸いバス停ですぐにタクシーが捕まり(相乗りだったが)、PM8:00ぐらいにホテル到着。友人に無事到着を電話で知らせ、すぐに床についた。明日は霧も晴れるだろう。