2001年8月の台湾旅行記、第1回目です。今回で6回目の台湾訪問、妻と一緒に行くのも3回目です。

まずは初日、出発〜台北までです。


2001年8月14日

1. 出発まで
 今回の台湾旅行は久しぶりのEG。3日前にやっと朝便が取れた。で、あわてて成田での前泊のためのホテルを予約。結局泊まったのはマロウド。
 14日朝はAM6:00に目を覚ます。窓を開けると霧で真っ白。おいおい大丈夫かな?と考えていると少しずつ霧が晴れてきた。
 AM6:50にチェックアウト。宿泊費はJPY9,400(ツイン)だけど、その場で払ったのは税金のみ。後でISIZEからカードの請求がきた。
 AM7:00発のシャトルで成田空港へ向かう。15分で第2ターミナルに向かう。ここ数年、NW、UAばかり利用し、しかも箱崎出国が普通になっていたので、第2ターミナルは本当に久しぶりだ。前に使ったのは98年2月のアメリカ出張の時。
 EGのチェックインカウンターが開いたのはAM7:30。おかげでちょっと待たされてしまった。
 さてさてEG201はAM10:00発、ゲートはC84とのこと。席は27B、Cで、前から3列目ぐらいだった。やっぱり早起きは三文の得。
 Visaのカウンターに行き、台北のパンフレットちょうだい、というと「すいません、台北のはないんですよ」おいおい。仕方ないのでJCBカウンターで台北のパンフをもらう。
 AM8:15に出国。出国審査には10人ずつぐらいしか並んでいない。思ったより空いてるなぁ。
 搭乗開始はAM9:30をちょっと過ぎた頃。で、AM10:00にドアが閉まるかと思ったら「お客様が1名、まだ搭乗されていません」。ドアが閉まったのはAM10:10。で、結局遅れてきた人は乗ったのかな?

2. フライトNRT-TPE EG201
 久々のEG、新聞を読みながらのんびり3時間半…。SQと違ってゲームがないのでちょっと退屈。
 機内放送は日本語、英語、北京語、台湾語の順だが、時々英語はスキップされる。北京語と台湾語は同じ人がアナウンスしている。
 機内食はビーフカレーとチキン+卵そぼろごはんのチョイス。味はどちらもよかったが、蓋が開けにくい。おかげてカレーが手についてしまった。
 特にすることもなく、妻と何を食べるか、どこに行くか、そんなことばかり話しているうちに、台湾が見えてきた。

3. 中正機場−台北市内
 中正機場に着陸したのはPM12:35。入国審査まで早足で歩く歩く歩く…。ちょっと息が荒くなった(歳か?)。手前のブースには長い列ができているが、向こうの方には4,5人しか並んでいない。なんでみんな長い列に並んでるんだ?とりあえず、向こうの方のブースに並ぶ。
 入国審査はいつもの通り。しかしここの係員とはほとんど口を利かないなぁ。どの係員もいかめしい顔。税関は申告書を渡すだけ。
 台北銀行で両替を済ませると、すぐに台湾客運のチケットブースを探す…が…ない。あれ?と見てみると、国光客運が台北駅までの直行バスを出している。「台北駅まで二人!」「NT$220!」。「次のバスは何時?」と聞くと、「すぐに出るよ、あっち!」と指をさされる。あわててバスに乗り込む。バスは満員でPM12:50に出発。着陸から15分でバスに乗り込んだ。
 約1時間でバスは台北駅…西側に着く。結構駅から離れてるんだよなぁ…。とくにバスターミナルってわけでもなく、普通の道路に止まって「ここが終点だよ」。ここから歩いてYMCAまで行くのだが、暑い!気温は35℃ぐらいだけど直射日光がキツイ。あまり歩きたくないなぁと思っていたら地下道の入り口が見えてきた。
 地下道はできたばかり。将来的にはショッピングセンターにするのだろう、ちゃんと店のスペースがあるが、全てシャッターが閉まっている。人通りは少なくないが、とても殺風景。でも車も信号も直射日光もないのがありがたい。新光三越前まで地下道一本。地上に出て、一本裏の通り(許昌街)に入る。もうYMCAは目の前だ。

YMCAの価格表

4. YMCA
台北のYMCAは私の定宿だ。独身の時は台北に来るたび必ず泊まっていた。シェラトンやヒルトンにも泊まったことがあるが、私にはYMCAの方が性に合ってる。
 インターネットで予約を入れたはずだったが、結局予約が入ってなかった。ま、部屋があったからいいけど。部屋は703号室。ツインでNT$1,900+10% Tax(キリスト教徒はTaxを払わなくてもいらしい)。
 前回YMCAに泊まったのは4年前だが、その間に部屋の改装を進めたらしい。特にきれいになっていたのがバスルーム。しかし、トイレットペーパーがない。代わりにティッシュボックスがある。なんでやねん。
 このホテルはテレビが30チャンネル以上入る。おかげで夜はTV三昧じゃ。考えてみれば、夜市もあるのにつまらんヤツかもしれない。

5. 勝美旅行社とJCBプラザ 〜 サービスいいのはどっち?
 実は早速行くところがある。明日の台北−台南のフライトを予約してないのだ。と言うことで、「格安航空券ガイド」でおなじみの勝美旅行社に行ってみることにした。地図で調べるとMRTで2駅、雙連駅から東に歩ける距離だ。
 MRTを下りると、民生東路を東へ松江路まで向かう…が間違って一本手前の道を曲がってしまった。結局歩いて15分ぐらい。暑さに妻は参り気味。松江路を右に折れる。でも見あたらない。どこだ?ちょっと行きすぎたところから振り返ると…2階にあった。1階は酒屋だ。ビルの2階に上がるとちょっと狭い入り口の向こうにかなり広いオフィスがある。
 オフィスは広く机もかなりあるのに、働いてるのはほんの数人。他の社員は営業に出てるのか?それとも元々社員が少ない?
 対応してくれたのは、女性…あまり若くない。日本語はまあまあできるが、愛想がよくない。なんかむちゃくちゃ事務的な対応。「台北から台南まで明日の朝の便、いくらですか?」と聞くと、時刻表を持ち出し、「ここで扱ってるのは復興と、○○と△△、どれにしますか?」と聞いてくる。う〜む。「ディスカウントはないの?」と聞いても「ない」だと。結局AM9:00発の復興航空のチケットを買った(NT$1730/person)。台南のホテルも台南大飯店しか扱ってないし、あまりサービスよくないなぁ…。
 不愛想な印象しか残らなかった勝美旅行社を出て、今度はJCBプラザに向かう。また歩いて15分。ドアを開けると今度は若い女性が一人(他には誰もいなかった)。椅子に座ると、とても流暢な日本語が聞こえてくる。おや、この人日本人か?と思っていたら時々台湾人特有の訛りが入る。名札を見ると「王」と書いてある。あ、台湾人だ。彼女、言葉使いも対応もとても丁寧で好印象だった。冷房が利きすぎているせいか、鼻をすすっていたが。
 台南のホテルを調べてもらったが、「○○ホテルは予約がいっぱいで、台南大飯店は朝食付きでNT$3164です」んじゃ朝食なしは?と聞くとホテルに問い合わせて「NT$2864です」。日本語が上手いからではなく、日本人みたいに丁寧な対応をしてくれる。おかげで台南大飯店の予約をしてしまった(あれ?)。
 勝美旅行社とJCBプラザ、印象の良さなら間違いなくJCBプラザの勝ち。

6. 夕食、臭豆腐に挑戦
 ホテルまで歩いて帰り、部屋でTVを見ながら休憩。今日は朝早かったからお昼寝タイム。
 目を覚ますと部屋が薄暗い。時計を見るとちょうど夕食の時間。どこかに食べに行くのもなんだし、屋台ですまそうと言うことになむ。ここで気になるのが臭豆腐。こいつを揚げたものは近づいただけで涙が出るぐらいだが、負けてはいられない。EGの機内で「一度は試そう、臭豆腐」と妻と誓い合ったのだ。でも揚げ臭豆腐の屋台には近づけない…。で、妥協したのは麻辣臭豆腐という、辛いスープに入った臭豆腐(NT$40)。それに大腸麺線(NT$40)、ちまき(NT$30)、それにコンビニのおでん(黒輪・関東煮とも)。あ、それと台湾ビール。麻辣臭豆腐は、揚げたものより匂いが少なく、食べやすくなっている。スープがとてもおいしい。ということで妻と取り合いをしながら全部食べてしまった。よし、次は揚げた臭豆腐に挑戦だ…。
 大腸麺線は、西門町の阿宋麺線という店が有名だが、南陽街(予備校街)の屋台のだって捨てたもんじゃない。とてもおいしい。
 ということで、後はホテル内でのんびり。ちょっと隣の部屋がうるさくてなかなか眠れなかった。全く…。明日は早起きして台南だ!。