2003年旧正月、London & Paris 4
~ Air Franceなんて2度と使わない! ~

2003年旧正月のロンドン・パリ旅行第4回目、ロンドンお登りさん観光編その2です。

2003年2月2日

1. 大英博物館へ
 今日も朝7時に目が覚める。昨日の朝食はイングリッシュだったので、今日はコンチネンタルにしよう(コンチネンタルは宿泊費に入っているので無料)。このホテルのコンチネンタルはビュッフェスタイルになっていて、チーズ、ハム、パン、シリアル、ジュースなどを自分で取るようになっている(アジアのホテルみたいにオムレツなどの温かい料理はない)。
 朝食が終わると、大英博物館に向けて出発。昨日と違って雨模様というわけではないので、ちょっとだけ気分が軽い。
 しかし、地下鉄のピカデリーラインがまだ利用できない。お陰で軽くなった気分が沈んでしまった。それはともかく、地下鉄でHolborn駅に向かい、そこから歩くことにした。地下鉄の出口から大英博物館まではちゃんと案内板が出ているので、それにしたがって歩いてゆけばいい。妻と二人、途中でパブの写真なんかを撮りながらてくてくと歩く。

ど〜んと大英博物館です


 
大英博物館、名に恥じずドーンとした大きな建物。少々威圧的な建築スタイルかな?と思いながら中に入る。展示品を見て回る前に、案内と写真集を兼ねた本を買う(£6もした)。
 まず、ロゼッタストーンに向かう。ナポレオンのエジプト遠征時に見つけたらしいが、軍事的な遠征に考古学者を連れてゆくというのがなかなかのセンスだ(今なら、軍事作戦が終わって落ち着いてから考古学、というのが普通だろう)。ギリシャ語、象形文字ともう一つ何語だったかな?で書かれている。 で、驚いたのはミイラの展示が充実していることではなくて、妻がミイラの展示に並々ならぬ興味を示したこと。

2. お昼ごはん

 大英博物館を出たのが正午近かった。このまま昼食になだれ込もう。Tottenhamに、安いフランス料理の店がある、というのを「るるぶ」で見つけたので、そこまで歩くことにした。大英博物館からなら、歩いて10分ぐらいでTottenhamに到達。そこから5分ほどさらに歩いてお目当ての店を見つけた。昼食のセットが£6.90。日本円にすれば1400円弱だからあまり安いとは思わないが、イギリスの物価からすればそこそこだろう。店の名前は"Pierre Victorie"。
 店に入ると、まだほとんどお客がいない。私たちが2組目だった。壁にはなんとも言えない雰囲気の絵がかかっている。店の奥には女性店員が二人。愛想はよくもなく悪くもなく。£6.90のメニューの中から、ポークソーセージとマッシュドポテトを頼む。妻はラムを頼んでいた(もちろん羊)。これにパンとアピタイザーがついていた。また昼間からワインをハーフボトル。よく飲む夫婦だ。
 お味は、イギリスの飯なのであまり期待すべきではないが、悪くもなかった。ポークソーセージが今ひとつ火が通ってなかった(これは怖い!)のでクレームすると、新しく焼きなおしてくれた。「電子レンジでいいよ」と言ったんだけど。

3. Tate Britain
 昼食を食べ終わるとさあ買い物、ということでハロッズに向かうことにした。バスでCharing Crossを約5分、Leicester Sq.で地下鉄に乗り換える。ところが、Knightsbridgeの駅に着いてエスカレーターを上っていざ出口と言うところで「今日は日曜日なのでハロッズはお休み」の案内板。その場で回れ右して地下鉄に戻る。
 妻が行きたいというので、Tate Britainへ行くことにした。「オフェーリア」という絵をぜひ見たいとの事。地下鉄でPimlicoまで行き、そこから歩くこと約10分。静かな住宅街を抜けるとTate Britainがあった。館内は真新しい。ここも寄付金は募っているが入場は無料。妻のお目当ての絵を見るとさっさと帰ってしまったが、考えてみると、もう少し根性入れてみても良かったかな?ただ、大英博物館とTate Britain、1日に二つの美術館、博物館はつらいかも。

パブの外観です。イギリスっぽい?


4. 夕食@パブ
 イギリスに来たからにはパブでビールも飲んで、と考えていた。とりあえずGrocestorに戻ってきたが、すぐにホテルには戻らず、Grocestor駅周辺をうろうろ。駅の近くにはHoliday Innをはじめホテルが数件、グローサリーにレストラン、スーパーマーケットもある。で、ホテルのすぐそばにパブが2件。よし、このパブで夕食にするか。
 ホテルで7時ぐらいまで待った後、パブにいざ出陣。白い壁のパブにはいると、中はカウンターにテーブル。おっさんたちがカウンターにもたれかかってビールを飲んでる。右手の一角がレストランのようになっている。迷うことなく食事ができるエリアに。
 席に着くと20歳ぐらいのウェイトレスがやってくる。「お飲み物は?」「エール。何があるの?」と聞くと、4種類ぐらいの名前を挙げる。言われたってわからないから「それじゃ、一番お勧めのエール」と答える。すぐにエールが来た。ちょっと冷えが足りないないけど、なかなかおいしいエールでお代わりをしてしまった。
 食事は、シーザーサラダ、妻がマッシュルームパスタ(ペンネ)、私がタイ風の赤カレー。でもぜんぜん辛くなかったけど。このパブ、なぜかタイ料理があったりして???なところだった。
 レシートには£28.87と「この金額にはチップが含まれておりません」とボールペンで書いてあった。でも細かいお金の持ち合わせがないんだよね…。ごめん
ね。

 ホテルに戻るとさっさとベッドに入る。明日は朝早くに空港に行かなければ。明日はフランスだ。でもテレビのニュースでAFのパイロットがストを始めたことを伝えていた。影響がないといいんだけど。

というわけで、イギリス滞在はのんびりしたひと時でした。問題は地下鉄に飛行機…。これから恨み節が続くかもしれません。

続く