Paris and New York 旅行記 1997年12月26日〜1998年1月3日

第4回を読まれた方、今回もあまりお口なおしにはならないかも知れません。第5回目は、「パリからニューヨークへ」。

1. 12/30 体調は…
 朝7時ぐらいに目が覚める。すぐに体温計を脇の下に挟む。37度。よかった、これならば何とか動けそうだ。起きあがると歯を磨き、髪を整える。鏡を見ると、無精ひげのやつれた自分が見える。薬を飲むと服を着替え、荷物を鞄に詰める。
 相変わらず腹痛がすると、トイレに駆け込むことになる。それになんかふらふらする。でも「大丈夫、今日はNYCに行くんだ」、と自分に言い聞かせ、ホテルを出る。途中、郵便局に行き絵葉書を出す。列に並んでいるときもたまらず座り込む。
 OdeonからSt. Michelまで歩き、RERに乗る。途中、Gare du Nord(北駅)で乗り換える。どこからCDG行きが出るかわからず、ちょっとうろうろする。CDG行きの列車に乗り込むと、ほっと一息。ちょっと息が切れているのに気づいた。列車の中でジプシーの女性が乳飲み子を抱えながら、乗客に浄財を求めている。無視。
 CDGに着くと、目的のターミナルにたどり着くまでにまた迷う。体力が落ちているのに、荷物を抱えたままかなり歩いた。つらい。

2. AF007 CDG-JFK
 
やっとの思いでお目当てのカウンターにたどり着く。チェックインの時に、UAのカードを出し、マイレージをつけてもらうように頼む。でも書類がなく、「悪いけど帰国してから手続きして」といわれてしまう。もうUAとの提携をやめてしまうので、書類も捨ててしまったのだろうか。
 すぐに出国カウンターに向かう。出国手続きはパスポートを見せるだけ。今回もスタンプなし。結局、フランスに入ったかどうか、パスポートを見ただけじゃわからない。
 搭乗までに時間があるので、免税店を見て回る。途中でまた腹痛。あわててトイレに駆け込む…。あれ?女性がいる?一度出口まで戻り、男性用であることを確認した(^^;;;)。あの女性はなんだったんだ?
 トイレから出ると、正露丸を飲む。昨日よりは下痢の回数も減っているようだ。のどが渇いているので、エビアンを飲み干す。一息つくと免税店に逆戻り。少々重いが、ワインを1本。それに搭乗開始直前にPastisを買う。多分、「南仏プロバンスの12ヶ月」の大ヒットでPastisを買う人が増えたのだろう。Pastisが何種類も並んでいる。
 搭乗が始まる…時間になってもゲートが開かない。どうも様子が変だ。周りを見渡すと、別のゲートでJFK行きの搭乗が始まるところ。ゲートの変更なんて早くからわかってることなんだから、チェックインの時に変更後のゲートを教えてくれてもよかったのに。
 往路と同じく、B747(のちょっと古めの機体)。機内ではアルコールは飲まなかったが、食事とジュースは普通にとった。トイレのすぐ側の席なので、すぐにトイレに駆け込める(^^;;;)。
 機内食のメニューは以下の通り。しっかり食べた。

フランス語

英語

Petets encornets en salade de taboule releve de basilic Small squid served with tabouleh and basil salad

Le sate de boeuf a la tapenade d'olives et gros macaronis dans leur jus

= ou =

Le filet de cabillaud a ala fondue de poivrons rouges, Riz de Camargue

Sauteed beef with olive puree and macaroni

= or =

Fresh fillet of cod with red peppers, Camargue rice

Fromage, La creme facon Catalane、
Cafe de Colombia

Cheese、Orange blossom flan
Colombian Coffee


 なんか、往路のメニューに比べて料理の名前が長いな…。メニュー表には"Languedoc Roussillon"と書いてある。Languedocといえば、「Oc語(地域)」という意味。説明にも、フランス南部のNimes、Perpignan、Carcassonneなどの地名が並んでいる。なお、このメニュー表にはアンチョビを使った料理のレシピが載っていた。
 シャンパンとパンは往路同様、お代わりを配っていた(おなかの調子がむちゃくちゃだったからお代わりはしなかったけど)。UAやNWもAFと同じぐらい機内食に気を配ってほしい。
 食事を食べ、薬を飲んでいると、あまりにたくさんの薬を飲んでいるので、隣の女性がびっくりして「大丈夫?」と聞いてきた。うんうん、熱ももう下がったし気分も良くなってきた。しっかり食べ、ジュースを飲み、薬を飲んだらだいぶ楽になった。どうも脱水症状だったみたいだ。あとは寝て、体力を少しでも回復しなければ…。

 しかし、今回は病気のせいで、あまりパリを楽しんだとはいえなかった。でもいいや。また来よう。