Paris and New York 旅行記 1997年12月26日〜1998年1月3日
パリ編にはいる前に、往路のAFのメニューが「歩き方」のパリ編の間から出てきたのでどんなメニューだったかを記してみます。結構凝った内容で、機内食にしてはトレビアンでした。
むにゅっ!じゃなかった、MENU Depart (from)
New York(括弧の中は英語です)
Jambon cru et melon (Oriscuytti and melon)
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Boeuf Bourguignon (Beef Bourguignon-stlye),
Tagliatelles au beurre (Buttered tagliatelli) --
ou / or --
Filet de sole Bonne Femme (Fille of sole
with sliced mushrooms and white wine sauce)
Riz creol au safran (Saffron creole rice)
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Fromage (Cheese)、Entremets (Dessert)、Cafe
de Colombia (メニュー表には英語の表記なし)
いや〜、フランス語の勉強になった(^^;;;;)。
1. 12/27 Paris 第1日目
1) Hotel
CDGからRERでパリに向かう。「歩き方」で目星をつけていたホテルがSt. Michelにあるので、行き先はSt. Michelだ。RERは朝早いせいか、がらがら。CDGの駅も新しくとてもきれい。1時間弱でSt Michelに到着。地上にあがるとまず、地図で位置を確認。交差点でしばらく迷った後、Odeon方面に歩き出す。Odeonから細い路地を多少入ったところに目指すホテルがあった。周りには結構レストランや食料品店がある。これで食べるものには困らないな。
ホテルの名前は"Hotel de Nesle"。俗に言う「流れ星」(星なし)の安ホテルだ。ホテルに着いたのはAM9:30。"Reception"とかかれた扉を入ると、目の前にあるのは木の机。そこに20台半ばのフランス人の若者が一人。彼が受付をしている。彼によると、まだチェックインはできないとのこと。後1時間ぐらいすれば部屋が空くとのこと。それならここで待たせてもらいましょう。実際は30分ぐらいで部屋が空いた。シングル、バス、トイレ別で250FF。まあいいか、ここにしよう。
2) 街歩き
St. MichelからCathedorale Notre Dame(ノートルダム大聖堂)まで歩く。観光客が多く、フランス語の他に、英語や日本語があちこちから聞こえる。観光客目当てのジプシーもうろうろしている。前に来たときは湾岸戦争のせいか、観光客が少なかった。今回のような状態が普通なのだろう。
ノートルダム大聖堂も観光客であふれている。中にはいるのも一苦労なら、はいってから一回りするのも一苦労。ああ…。
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ノートルダム大聖堂 |
ノートルダムの次は、近くにある教会(Eglise)へ。観光客もほとんどいない。中では洗礼式をやっていた。生まれたばかりの(?)子供、その両親とおじいさんおばあさん、それに両親の兄弟か…。初老のおじいさんおばあさんの優しい笑顔、幸せそうな家族の姿があった。近くの別の教会でも洗礼式をやっていた。今日は大安吉日に違いない。
サンドイッチの昼食をとった後、凱旋門に向かう。この近くに観光局があり、ここで地図をもらう。5FF。前は無料だったと記憶しているが…。観光局から電話をかける。イギリス駐在の同期が、家族を連れてパリに来ている。すぐに連絡が取れ、観光局の前で落ち合うことにする。
友人一家と一緒に、まずルーブル美術館へ。このころから雨が降り出した。ルーブルは長蛇の列。これじゃ中にはいる前に日が暮れてしまう。(ヨーロッパの冬は昼が短いのだ…極端に)あきらめてノートルダムに向かう。友人は初めてのパリ。まあいいや。途中で友人の息子がぐずり出す。朝早くイギリスを出たのだろう。途中のカフェに入り、ちょっと休憩。友人と奥さんはサンドイッチ、息子はクレープ、で僕だけがビールを飲んでいる。なんか日本を出て以来、飲んでばっかり。
カフェで約一時間、その後でノートルダムへ。夕食もこの近くでとる。その後、友人と別れ、ホテルに戻る。ホテルに戻ると、疲れがどっと出た。眠りについたのはたぶん、午後8時半ぐらいだろう。
2. 12/28 Paris 第2日目
1) 夜明けの街
時差ボケのせいか、早く目が覚めた。で、まだ真っ暗な午前7時にホテルを出て、再びノートルダムに向かう。夜明け前だけに寒い。うまくとれているかわからないが、あちこちの夜明け前の風景を写真に撮る。(ほとんどが手ぶれだったが、何枚かはうまくとれていた)。たまにはこういう写真もいいだろう。
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夜明け前のSt. Michel |
8時ぐらいに地下鉄に乗り、ルーブルに向かう。9時開門だが、早くいかないとまた長蛇の列だ。8時15分ぐらい、薄暗いルーブルのガラスのピラミッドの前には10人ぐらいが列を作っていた。すぐに自分も列に並ぶ。人が少しずつ増えてゆく。8時30分に街灯消えた。この後、どんどん人が増えてきた。
2) ルーブル美術館
9時の開門時にはかなりの長蛇の列だった。中にはいるときにセキュリティーチェックがあるが、これが列を長くする原因の一つであることは間違いない。明日はオルセー美術館が休みなので、今日中にルーブル+オルセーのはしごをすることにする。ということで、興味のある西洋絵画だけを見ることにした。詳細は割愛するが、西洋絵画だけでも朝9時から昼2時半までかかった。日本では滅多にお目にかかれないハイレベルの絵がこれでもか!というぐらいに次から次に出てくる。ガラスの向こうの「モナリザ」のほほえみが老若男女を問わず、人々を引きつけ、そこだけいつも人だかりができている。僕もそのほほえみに引っかかった一人だけど…。
あまり関係ないが、僕の好みは印象派と中世の宗教画という、なんか両極端である。どちらの絵画もいやと言うほどあって、とてもよかった。
昼頃から、急に疲れがててきた。さすがに昨日の22時間のフライト+1日観光の疲れが残っているのだろうか。所々で休憩をしながら絵画を見続ける。
結局、駆け足で見たつもりだったが、ルーブルを出たのが午後2時半。ピラミッドの周りには蛇のごとく長い列がうねうねと…。ああ、早く来てよかった。
3) オルセー美術館
ルーブルから歩いてオルセーに向かう。途中で急に腹具合が悪くなり、カフェのトイレに駆け込む。ああ、トルコ式のトイレだ…。トイレから出ると、近くのパン屋でオレンジジュースを買い、正露丸を飲む。それからオルセー美術館の列に並ぶ。ここはルーブルほどの長蛇の列ではなく、10分ぐらいで入れた。荷物チェックはあったが…。ここでもお目当ては印象派絵画。他も一通り見たが、やはり、好みの絵があるところに自然と足が向かった。
このころになると、だんだん休憩をとる間隔が短くなってきた。おかしいな…。根性で一通り絵を見ると、ホテルに戻った。
4) 病気のパリ(序章)
ホテルに戻ると1時間ぐらい休憩。多分、疲れが出ているのだろう。休憩の後ちょっと用事があって出かけた。途中から寒気がしてきた。そういえば、昼食を抜いたのに、あまり空腹感もない。早くホテルに戻り、寝てしまおう。
帰りがけに中華料理を食べ(わざわざパリで中華を食べなくてもいいのに)、ホテルに戻る。
寒気がひどくなってきたにもかかわらず、シャワーを浴びた。これが致命傷。シャワーからあがり、ベッドに入ったとたんに、顔が熱くなってきた。やばい!急いで鞄から解熱剤を取り出して飲んだ。正露丸が切れたのか、下痢がまた始まった。正露丸も飲む。薬を飲み終わると眠くなり、寝てしまった。大したことがないといいのだけれど。
というわけで、「病気のパリ」2回目に続く、です。