その7 |
全然進まないけど、去年の夏休みの旅行記、第7回目です。
むちゃくちゃ暑いパリ、ベネチアの後は列車でスイスを通り抜け、再びフランス領へ。行き先はドイツとの国境に近いアルザス地方の中心地、Strasbourgです。

8/13 (Thu)ベネチア〜ミラノ〜(スイス)〜ストラスブール
1)ベネチア脱出
- 朝6時に起きる。昨夜も「むちゃくちゃ」暑くてなかなか寝付けなかった。もっとベッドの中にいたかったが、寝坊したらこれからの予定がガタガタになってしまう。えいっ!と起きて顔を洗う。
- 6時半には荷物をまとめ、チェックアウト。クレジットカードでホテル代を支払う。ディポジットもとらずに、このまま夜中のうちにトンズラしたらどうなるのだろう?と考えながら、キーとクレジットカードをカウンターに出す。2泊でLit.14万。0のずらっとつづくレシートを見ると、思わず目が点になりそう。何でイタリアはデノミをしないのだろう?(ちなみに、クレジットカードの請求では、Lit.1 = JPY0.08でJPY11,776だった)。
- 歩いて5分の駅に向かう。朝方なのでちょっと涼しいが、まだ昨日の熱気が残ってるような気がする。ちょっと時間があるので、駅のカフェでコーヒーとパンを食べる(値段記録忘れ)。駅だとちょっと高いなぁ、たしかコーヒーがLit.2,000ぐらいしてた。
- お目当ての列車に乗る前に自販機でコーラを買い、1等車に乗り込む。ヨーロッパの鉄道で1等座席に座るのは(実は)初めて。コンパートメントは他に誰もおらず、思わず前後の座席を引き出して、ベッドのようにしたりする。要はうれしいのである。幸いにして、このコンパートメントは私一人きりだった。
- AM6:58、時間通りに列車が出発する。とりあえずミラノまで約3時間の旅だ。窓を見ながら、海の上に浮かぶベネチアが遠くなってゆくのを見ていた。とても魅力的な街だった。
2)列車の旅
- 冷房が強めにかかっているのでコンパートメントの中はとても涼しい(^^)。鞄の中からトレーナーを取りだし、鞄に鍵とチェーンをかける。しばらくすると、車掌が来てチケットを見てゆく。座席をベッドのように引き出しておいて、ごろんと横になる。寝不足気味なのですぐに眠ってしまった。
3)乗り換え
- AM10:00ちょっと前だったろうか、列車がミラノ中央駅に入る。でかい!とても大きな駅だ。パリの北駅や東駅より大きいような印象を受ける。駅の構内にはスーパーまである。ここでサンドイッチと水を買う。ちょっとイタリアリアが余ったが、これは記念に取っておこう。またイタリアに来れますように。
- AM10:25発のミラノ発(確か)ブリュッセル行きの列車を探し、また1等車に乗り込む。このコンパートメントも私一人きり。
- この列車で直接ストラスブールまで行けるが、イタリア、スイス、フランスと、2回国境を越えることになる。
- この列車も定刻通りに出発。イタリアの鉄道は時間を守らないなんてのは神話になったのだろうか?
4)列車から見える風景
- ミラノを出ると、また寝てしまった。気が付くと、列車は山の中をどんどん上ってゆく。もうアルプスに入ってしまっているらしい。眠い目をこすりながら窓の外を見ると、眼下に湖が広がり、その後ろには雄大な山が見える。なんか避暑地にもってこいの場所だ(考えてみたら、日本ほどは暑くならないのだから、避暑地といっても限られてるんだろうけど)。Thomas Cookの時刻表を見ながら、駅を一つ過ぎるたびに、スイスに近づいてゆくのを確かめてゆく。国境に近い駅には、銃を持った兵士が立っていた。列車の中でも入国審査があるのだろうか?パスポートをいつでも取り出せるようにしておく。
- し・か・し、スイスに入るときには入国審査はなかった。イタリア側の駅でちょっと長めに止まった後、ゆっくりと列車がスイス側に入っていき、スイス側でもちょっと長めに止まっていただけだ。せめてパスポートチェックぐらいしてくれれば雰囲気が出るのに。
- スイスに入ると、また風景が変わった。なんと表現したらいいか、アルプスの山々にスイス風の建物、牛の放牧が窓の外に広がっている。まるでハイジの世界のような風景だ。そうそう、スイスに入ると駅の表示がドイツ語になっていた。アナウンスも最初にドイツ語が入るようになる。
- 途中、ベルンに列車が止まった。ベルンには91年の冬に1泊したことがある。窓の外にはちょっと懐かしい街並みがあった。なおも列車が北に向かって走る。Baselでスイスからフランスに入る。ここではちゃんとパスポートチェックがあった。
- 長時間の列車の旅に飽きてきた頃、列車はアルザス地方に入る。左手(西側)にはブドウ畑と遠くに山並みが広がる。その中にR社とS社の現地法人があった(^^;;;)。
- 白い壁に黒い木の柱、といった家が増えている。こういうのがドイツ風の家なんだろうか?
5)ストラスブール
- 午後5時45分にストラスブールに着いた。駅前の広場を突っ切り、歩き方に出ている安ホテルのある方に向かう。久しぶりのフランス語が耳をくすぐる。
- 昨日までと打って変わってとても涼しい。最初からこのぐらいの気温ならよかったのに。結局、一番最初に目についたホテルに飛び込む。
- ホテル名: Le Grillon(どうもバッタかキリギリスの事らしい)。シングル、バスなしでFFr170、朝食がFFr30。結局、屋根裏部屋だった。
- この日はもう夕方だったので、ちょっと周りをぶらぶらしただけで、さっさとホテルで寝てしまった。
ということで、ストラスブールの観光は次回になります。
