New Century at New York City Page 2

12/29-01/04のNYC旅行記ですが、今までとはちょっと違って、日記ではなくトピック毎に書いてみたいと思います。やっぱり長くなりがちですが…

1. なぜまたNYCに?
「よし、今年の冬はNew Yorkだぞ」パソコンから向き直ると高らかに妻に宣言したのは8月のお盆休み初日のこと。すぐにUAのアワードに電話をかける「
ええっとですね、12/29発1/4着で成田-ニューヨーク往復2枚をアワードで」。
何が私を駆り立てたか(大げさな…)?それは「
Miss Saigonが12月31日で閉演」という記事だった。99年10月でロンドン公演も終わり、残るはブロードウェーだけなのに(実はフィリピンでも上演中だが)。すぐにTelechargeのホームページで12/29のMiss Saigonの予約を入れる。2階席しか残ってないが、仕方ないか。この時は、21世紀をNYCで迎える、なんて事は考えてなくて、単にMiss Saigonを見ることしか頭になかった。
とりあえず航空券とMiss Saigonは押さえた、ということでホテル、他のミュージカル、とのんびり押さえていったある日、「
Miss Saigonは1/28まで延長公演、12/31からはLea Salongaが戻ってくる」という記事を見つけた。

12/29 Miss Saigon
12/30 Chicago
12/31 Miss Saigon
01/01 なし
01/02 River Dance

やられた!でもLea Salongaが戻ってくるなら絶対に見なきゃ。というわけでまたTelechargeに向かう私。で、他のミュージカルも合わせて、表のように押さえてしまった(妻と2人分)。もちろん全て自分で予約。横には半分あきれ顔、もう半分はあきらめ顔の妻が座っていたことは秘密である。

2. フライト
私の持っているUAのマイルの90%以上を使ってNRT-JFK往復2人分のXYを押さえた。
で、その感想。
1) 往路: UA800 NRT-JFK, 12/29/00
箱崎でチェックイン、席は33H, Jとエコノミークラスの前から2列目の通路側。
機内食は…UAのYである。推して知るべし。ただし、Martin Yangの様に食べられないほどまずくはなかった。
搭乗したときからだが、「暑い!」。鬼のように暖房が効いている。コートもセーターも脱いだがまだ暑い。隣の女性はビールに氷を入れて飲んでるぐらい。おかげであまり眠れず。結局1時間ぐらいしか眠れなかった。
2) 復路: UA801 JFK-NRT, 01/03/01
ちょっと早めにJFKでチェックイン。この2月末でプレミアステータスも切れるので、これが最後のプレミアチェックイン。カウンターの女性がおしゃべり好きで、受け答えすると「Exit Rowだけどいい?」と聞いてきた。もちろん。ただし、中ほどのExit Row(33B,C)だったので、機内食がなかなか来なかった。
このフライト13時間のうち10時間を寝て過ごした。暑すぎず寒すぎず、よく寝れた。
途中でアンケート(英文)を配っていたが、設問の中に「機内食の味付け」という項目があり、「
最悪」と答えておいた。
と言うわけで、往路の暑さを除けば、フライトは可もなく不可もなくでした。
結局、往路でほとんど眠れなかった私は、腫れぼったい目をしてJFKに着いたのでした。

3. ホテル
今回は1日目はSheraton Manhattan、2日目以降はHilton New York & Towerに宿泊。いや〜NYCのホテルは高い!。一人なら定宿のPickwick Arms(一泊US$120ぐらい?)に泊まるんだけど、妻が一緒なのでちょっと贅沢。毎晩ミュージカルを見ていたので、劇場に近いホテルは便利だった。
1) Sheraton Manhattan
インターネットのホームページで予約。US$239+tax. 、部屋は6階、7th Ave.に面していた。
実は数年前に大学の研修で泊まったことがあるホテル。斜め向かいにあるSheraton New York & Towerに比べると規模は小さいが、設備は新しく、良い。
部屋にはアイロンと電子ロック式のSafety Box、ミニバーがある。コーヒーは普通のものとDecafeが備え付けてある。
このホテル、規模が小さいせいかロビーは小さく、バーやラウンジは1階にはない(他のフロアーにあるかも知れないが未確認)。一応レストランはあるのだが。
なお、1階にある売店はしばらくビジネスセンターになっていたが、再び売店に戻っていた。
2) Hilton New York & Tower
Apple Hotelsで予約。JPY25,000。12/29だけはJPY50,000と言われたので29日はSheratonに泊まった。
部屋は12階(1233号室)。部屋はSheraton Manhattanと同じぐらいの広さか?ただしバスルームが狭かった。
アメニティーはニュートロジーナのシャンプー、ローション(コンディショナーがなかったなぁ)、石鹸、コーヒーはやはり普通のものとデカフェ、さらにミニバー。でも冷蔵庫がボロく、あまり冷えが良くなかった。
この部屋にはSafety Boxがないのが一番の不満。
テレビは30チャンネルぐらい入るが、TV Japan(日本語放送)は有料になっている。
このホテルには岡田屋やJTBが入っているせいか、日本人がやたらと多い(Sheratonも多かったが、もっと多かった)。

4. お天気

 「え?天気?寒いよ〜。この週末は雪が降るらしいから暖かい服装にした方がいいよ」と、出発の前日、NJの現地法人の課長が電話口で言う。お〜寒いか。んじゃ暖かいセーターを持っていこう。妻は「寒い」と聞くと半分ふくれっ面。なんで寒いときにもっと寒い場所に行かなきゃならないの、と不満たらたら。
でも、雪が降るぐらいならそこまで寒くはないだろうなぁ。2年前は-15℃まで下がったけど、雪はあまり降らなかったなぁ。

29日にJFKに着いた時は気温は-5℃ぐらいだったけど、それでも雪は降ってなかった。で、その日は疲れてるのにミュージカルを見て、そのままベッドにバタッ…。
次の朝、時差ボケで朝6時ぐらいに目が覚めた。カーテンを開けると…窓の外は一面の雪景色。窓の外に置いてあるツリーも道路も店の軒先も10cmぐらいの雪を積もってる。まだ除雪されていない道路も真っ白。時々車があぶなっかそうに走ってる。これじゃ道路も鉄道も、それに空港もマヒ状態だな。多分、地下鉄ぐらいしかまともに動いていないだろう。テレビはどのチャンネルもこの大雪についての特集ばかり。空港はJFKもEWRもクローズ、LGAのみオープン。でもLGAのクローズも時間の問題だろうな。29日のうちに到着しておいて良かった。

試しに外に出てみる。雪は止む気配がないので傘を開く。まだ車道はほとんど除雪されてなく、やっと融雪剤を撒きだしたところ。歩道は場所によって除雪しているところとあきらめているところに別れている。でも除雪してもすぐに雪が積もってくるから、ほとんどイタチごっこである(かなり強く雪が降っていた)。

そうこうするうちに主要な道路には融雪剤(塩)が撒かれ、除雪車が出動している。おかげで車道の脇には雪がうずたかく積み上げられ、横断歩道を渡る前に雪山を越えてゆかなければならない。NYC当局ももう少し歩行者を思いやって欲しいよな…。おかげで靴の中までしみてくる。

結局雪が止んだのは夕刻4:00ぐらい。雪が止んだら、除雪作業がはかどったらしい。Chicagoを見に行くときは道路はかなり除雪が進んでいた。ただ雪山を何度も越えなければいけなかったが。

とりあえず続く…。あ、雪のNYCの写真は、旅行の写真のページにアップしてあります。