その10 |
8/18 (Tue) アムステルダム

1) ハイネケン ファクトリーツアー
- 朝9:30からハイネケンのファクトリーツアーがあるのは昨日の夜に調べておいた。ちょっとがんばってAM7:30に起き、歩いてハイネケンまで向かう。ちょっと距離があるから市電に乗ろうかなぁ〜なんて考えたが、時間に余裕があるからちょっと歩いてみよう。
- ベネチアと同じく運河の街、アムステルダム。でも違うのは市電はあるし、自動車が通れる道はあるし、それに自転車がびゅんびゅんそばを通り過ぎていること。やっぱり大都市だなぁ、と思いつつ歩く。
- いくつか運河を渡り(もちろん橋を渡る)、大きなハイネケンの看板が見えた。その建物の下にもう列ができてる。時計を見るとAM8:50。30人ぐらいの人たちが並んでいる。しばらくすると、後ろで広東語が聞こえる。振り返ると5人ぐらいの中国人(多分香港の)が並んでいる。
- AM9:30に入り口が開く頃には、列はもっともっと長くなっていた。入り口を入ると中には蛇行した列ができてる(^^;;;)。列の先にはチケットブース。ブースの前は結構混雑している。ここでちょっと気になることが起こった。後ろにいた中国人の一人がいつの間にか前の方に割り込み、メンバー全員のチケットを買っている。他の人が順番を守っている中で、その中国人達だけがさっさと先に進んでいる。あいつら、自分を何様だと思ってるんだろう?多くの人たち(白人がほとんど)から見ると、中国人も日本人も区別がつかない。あいつらの同類に見られるのはいやだなぁ。
- チケットを買うと(値段記入忘れ)、9:40からのグループに割り振られた。1グループ20人ぐらいのグループにガイドが一人つく。創業者の説明から始まって、ハイネケン(社)の経歴、世界展開等の順に説明が続いてゆく。途中、ビールの発酵漕なんかもあったけど、ここは「ビール工場」ではなくパビリオンなのだなぁ、と理解。昔、St.
LouisにあるBudweiserの工場も見学したことがあるが、こちらは本当に工場を見学した。どちらかというと、Atlantaにあるコカコーラパビリオンに近いかな?
- 1時間弱のツアーの最後は、ハイネケンの試飲コーナー。同じテーブルにはスペイン人のカップルが座った。ふと振り返ると日本人が数人、同じテーブルに固まっている(全員が同じグループではない)。あの中国人達は、ちょっと離れたところでビールを飲んでいる。
- しばらく待つとビールが来た。いや、おねぇさん達がビールを手に持って来た。ビールが飲めるのが目的でツアーに参加したのは言うまでもない。まだAM10:30というのにビールを飲みだした(^^;;;)。ビールを飲み出すと、すぐにカップルと話し出す。彼らは英語があまり話せない・・・。大学の第2外語で習った(ボロボロの)スペイン語を使い、片言で話をする。"De donde eren ustedes?(どこから来たの?)"から始まって、延々スペイン語のオンパレード。ビールで酔っぱらった勢いでなんとかこなしてゆく。日本人がスペイン語を話すのがとても珍しいらしい。こっちは必死だ。そうこうしているうちに、ビールをジョッキに3杯飲み、試飲はお開きになり我々は追い出された。スペイン人のカップルとも別れを告げ、ホテルに戻る。ちょっと酔っぱらって眠くなってきた。ちょっと休憩しよう。
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ホテルの近くの道 |
2) アンネ・フランクの家
- ホテルで酔いをさました後、アンネ・フランクの家に行くために再び出発。途中、道に迷う。だって運河が多くて・・・。まあなんとかなるや、と思いながら歩いていると、運河の向こう側に長い列。地図を見るとどうやらアンネ・フランクの家らしい。大回りをしてしまった(^^;;;)。
- 入り口でお金を払うと(これも記録忘れ、まだ酔いが残ってたかな?)絵はがきと間違うぐらい大きいチケットが帰ってきた。
- アンネ・フランクが家族やその他の家族と隠れ住んだ家は思ったより狭い。他の家もそうだが、敷地は狭いが、2階以上に上に高くなっている家が多い(なお、隣の家もアンネ・フランク関連の博物館として使われていて、上の階でつながっている)。その中に多くの国から来た人たちがひしめいている。
- 屋根裏につながる階段のドアを本棚で隠し・・・その本棚もとても小さい・・・昼間は息を潜めてナチの目を逃れ・・・多分、屋根裏部屋もとても狭いのだろう。最後には、泥棒の密告によりナチに見つかってしまうのだが、当時の世相以上に息が詰まりそうな潜伏生活だったのだろう。
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アンネの隠れ住んでいた家 |
3) 飾り窓(やましいことは一切しておりません。念のため(^^;))
- アムステルダムで有名なディストリクトと言えば、飾り窓。どんなところか一度見てみたいなぁ、と思っていた。いや、一度遊んでみたいと言うわけではなくて…(^^;;;)。
- 昼間明るいうちに行くのならそこまで危なくはない。ただ、ちょっとディストリクトを外れると、雰囲気が良くないところもあるのでご注意。
- 「飾り窓」ってどんなものか?という疑問があったのだが、実物はなんかショーウインドーみたいだった。中に女の人がいて、奥にベッドがある。お客を取っている窓のカーテンが引かれている。パリのSt.
Donis門界隈でもそうだったが、おばさんが多い。しかも歴史的なつながりからか、黒人女性が多い。しかし、こんなに人通りが多いところで、飾り窓の中に入って行くのは、なかなか勇気がいることだろう。
- そう言えば、台湾の中正機場から高速に乗るまでの下道にもショーウインドーがあって、そのなかで派手な色合いのミニスカートをはいた女の子が踊ってたっけ。アムスのウインドーの中では、踊っている女の人はいない・・・。
- あまり詳しく話をして、性格を疑われるといけないので、ここでこの話はやめておく(^^;;;)。
#だから何もやましいことはしてないって!
4) その他
- 運河巡りのボートが中央駅前から多く出ている。残念ながら、あまり面白い物ではなくて、居眠りしてしまった。ベネチア、ストラスブールの方が楽しめたが、ちょっと街が地味な感じかな?
- アムステルダムでも、教会の鐘が響き渡ることがある。しかし、今まで訪れた欧州の国々と違うのは、鐘の音が単にカーン、カーンと鳴るのではなく、メロディーが流れている。
- 夕方4時半頃ホテルに戻ると、ハイネケンのファクトリーツアーで一緒になったスペイン人カップルがロビーにいた。なんと一緒のホテルにいたわけだ。「これからスペインに帰るところ」と言っていた。名前も聞いておけばよかった。
- オランダは…少なくともアムステルダムは、英語が通じやすい。観光地しか行っていないせいもあるが、ほとんどの人が英語を話す。オランダ訛の英語、なかなか耳障りがよかった。
- 昨日はタイ料理、今日はインドネシア料理で夕食だった。ただし今日は一人。オランダ料理って代表的な物はどんなんだろう。
というわけで、第10回目、これでおしまいです。後はスキポール空港で買い物をし、KLMに乗って日本に帰ってくるだけです。特に面白いこともなかったので、これで昨年夏のヨーロッパ旅行記、おしまいとさせていただきます。
最後まで根気よく読んでくださった方、本当にありがとうございました。
おしまい!
