2010年8月・プラハ・イスタンブール
2010年の夏は、チェコ共和国のプラハとトルコのイスタンブールに行ってきました。プラハからは日帰りツアーでチェスキークルムノフにも足を延ばし、世界遺産の街を3つ、駆け足ですが観光してきました。

1. 旅程
日 |
滞在地 |
出来事 |
フライト |
ホテル |
8月9日 |
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関西空港 - イスタンブール移動 |
TK47 |
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8月10日 |
Prague |
イスタンブール - プラハ移動
午後、プラハ観光 |
TK1767 |
Hilton Prague Old Town |
8月11日 |
チェスキークルムノフ1日観光 |
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8月12日 |
プラハ観光
夕刻、プラハ - イスタンブール移動 |
TK1770 |
Istanbul International Airport Hotel |
8月13日 |
Bangkok |
イスタンブール観光
夜中便で帰国 |
TK46 |
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8月14日 |
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関西空港着 |
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- 航空券はIACEトラベルで手配。
- TK: トルコ航空
2. ホテル
1. Hilton Prague Old Town |
- Rm# 509。窓は中庭に向いていた。部屋はあまり大きくないが、新しいホテルだけあって設備はしっかりしている。
- Apple Hotelsで手配。そのためHiltonのポイントはつかなかった(帰国後、アンケート依頼は来たが・・・)。
- 鉄道のマサリク駅の近く。ホテル前の通りは車通りも多くない。火薬塔まで歩いて5分かからず、観光には非常にいい立地。目の前から空港行きのMini
Busが出ている(Kr 240)。
- 近くにはレストラン、スーパーマーケット等あり、とても便利。
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2. Istanbul International Airport hotel |
- エアーポートホテル。到着した夜は車でピックアップしてもらったが、空港の地下道を通れば、歩いて10分ぐらい。
- Rm#115。ホテルは1フロア(もう1フロアは乗り継ぎ客用で、出国審査後・入国審査前でしか入れない)。
- 入口でX線検査あり(これは観光スポットなどにもあった)。しかし、金属探知機が鳴ってもあまり気にされてない。テロ対策だろうが、大丈夫か?
- 部屋は新しくもなく古くもなく、設備もこんなものか…。
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3. やった事
1) プラハ市内観光 (8/10)
- 8月10日は、午後1:45から4:30ぐらいまで観光。火薬塔横を通り、まず明日のツアー集合場所をチェック。
- その後、バーツラフ広場へ(Amexの両替所があるとのことだったが…結局なかった)。1968年にソビエト軍がチェコに侵攻した時、抗議の焼身自殺を図ったヤン・パラチの記念碑に手を合わせる。
- そのまま広場を下り、旧市庁舎前広場へ。天文時計のからくりを見る。そのままブルタバ川まで歩き、川沿いをスメタナ博物館まで歩く。かなり疲れたので歩いてホテルまで帰る…が、途中で道に迷う。
- 午後4:30ぐらいにホテルに戻る。シャワーを浴びてそのまま寝る。夕食も食べずに、次の日の朝までぐっすり寝ていた。
2) チェスキークルムノフ1日ツアー (8/11)
- 朝目を覚まして、ホテルで朝食。午前8:20にホテルを出て集合場所へ。ツアーオフィスの道路の向こう側にいっぱいバスが止まっている。
- チェスキークルムノフ行きの英語・ロシア語のツアーは、小型バス1台。12人ぐらいかな?日本人は私達の他にカップルが1組。ロシア人が2名、あとはみんな英語圏の人。
- 高速道路を通り、途中、Pisekで休憩。その後しばらくして一般道に(運転が荒いせいか、あまり快適なドライブではなかった)。
- 午前11:30頃、チェスキークルムノフ城の庭園に到着(ここが一番高い場所にある)。ここから歩いて場内に入る。ガイドが英・露二か国語で説明をしてくれる。
- 午後12:40にレストランに着いたが、先客がまだ到着していないせいか、急きょ、1:30に変更になる。それまでフリータイム。眺めのいい公園に行って、ゆっくりと座りながら休憩。
- 午後1:20にレストラン前に集合。ツアー参加者から「どうやったら日本人・中国人・韓国人の見分けがつくか」と言われる。そんなの無理よ、と答えておいたが、ツアーガイドは「食事のときは、日本人はとても静か、中国人や韓国人はとてもうるさい」なんて言ってた。
- 昼食は、チェコの伝統的な料理。まずニンニクとチーズのスープ、そのあと豚肉、ポテトと野菜。それから"Home Made Cake"。おいしかった。おなかの調子が良くなかったのでビールはパス。水だけ。
- 昼食後、再び城下町を歩き、その後午後3:00からの城内ツアーに参加。バロック調の部屋が続き、最後に舞踏会を開くホールへ。ここは壁にマスカレードの絵が描かれていて面白い。
- 午後4:00に再びバスに乗りプラハに戻る。相変わらず運転が荒い。ノンストップで午後6時半にプラハ着。ホテル近くのスーパーマーケットで買い物をしてからホテルに戻った。この日も夕食抜き。
3) プラハ市内観光 (8/12)
- 2日間よく寝たせいか、体調がかなり良くなった。朝食もしっかり食べた。バイキング形式でおなかいっぱい。
- 午前8:40にホテルチェックアウト。荷物を預けて市内観光へ。目指すはプラハ城!
- まず歩いて旧市庁舎前広場へ。また天文時計を見る。午前9:00にからくりを見る。小窓から9人の聖者が顔を出す。
- その後、歩いてカレル橋を渡り、王宮へ。坂道と階段をえっちらおっちら…。結構つらい。
- プラハ城に到着。Kr350でチケットを買う。まずは聖ビート大聖堂へ。ヨーロッパのあちこちで大聖堂は見ているが、この大聖堂もなかなか素晴らしい。内部の装飾はあまり派手ではないが…。
- 次に、旧王宮、聖ジリー教会、美術館と見学。黄金小路は工事中。
- 王宮の正面玄関に戻り、午後12時からの衛兵の交代を見学。すごい見物客だったが、何とかカメラで撮影。
- 衛兵の交代を見た後、歩いて旧市街に戻る。ユダヤ人地区近くのレストランで昼食。グヤーシュ、ビーフ、パン、それにビール2杯でKr320。なかなか安い。味はまあまあだったが、満腹になった。
- このレストランの近くで、前日のツアーで一緒になったカップルに再開。
- ユダヤ人地区をうろうろした後、火薬塔に上る(入場料Kr 70)。ここも階段がきつくて大変。でも塔からの眺めはとてもよかった。「千塔の街」と呼ばれるプラハの眺めが満喫できた。
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6) イスタンブール市内観光 (8/13)
- エアポートホテルを午前8:40にチェックアウト。まず空港に向かい、両替。Euro100 = Lit189だった。
- 地下鉄(Lit 1.5)に乗り、途中でトラム(こちらもLit 1.5)に乗り換え。そのままスルタン・アフメット駅へ。トラムは新しくて快適。少々混むが・・・。
- スルタン・アフメット駅を降り、まず朝食。ケバブ屋に入り、ドネルケバブサンド、水(合計Lit 5)。チャイも頼んだのに忘れられてる・・・。この店の近くで水を買う。500ml入りがLit
0.5。観光地の前ではLit 1だったが。
- 午前10:30にスルタンアフメットモスク(ブルーモスク)へ。暑い!気温31℃。日本と同じぐらい蒸し暑い。
- ブルーモスクの中はとても広い。「生きている宗教施設」なのだが、観光客は脇の入口から入る。とても大きく、なおかつ落ち着いた雰囲気。出口で喜捨Lit
1。これだったら喜んで寄付いたしますよ。
- 午前11:00に歩いてアヤ・ソフィア博物館へ(実は、博物館になっているとは知らなかった)。入口で列ができている。「歩き方」にはクレジットカードでの入場料支払可、と書いてあったが、実際は現金だけ。Lit 20 / Person。一人当たりEuro 10なので、入場料は安くない。
- しかし、高い入場料を払うだけの価値があった。ムスリム装飾の下からビザンチン時代のキリスト教の宗教絵画が見え、とても美しい。内部は薄暗いが、負けずに何枚も写真を撮る。
- アヤ・ソフィアが一番見たかったところなので、とても満足!
- アヤ・ソフィアを出た後、コーラとジュースを飲みながら休憩(Lit 9)。
- 午後12:40にトプカプ宮殿に向かって歩く。昼になると直射日光がつらい。
- トプカプ宮殿、入場料Lit 20 / Person (ハーレム除く)、Audio Guide Lit 10。ちゃんと日本語のガイドもある。
- 宮殿だけあって、とても広い。イスラム調の装飾がされた部屋、展示物、それに窓から見えるボスポラス海峡…。もう少し涼しければいいんだけど。
- 午後3時頃に宮殿を出る。次はどこに行こうか?飛行機は夜中だし、ということで、地下宮殿まで歩く。
- 午後3:15に地下宮殿に到着。入場料Lit 10 / Person)。ローマ時代の貯水池とのこと。今でも水が溜まっているし、あちこちの天井から水がぽたぽた落ちている。水の中には魚もいるし、コインが投げられているところもある。有名なのは、メデューサの顔が土台になっている柱(2つある)。まぁ、普段は人の目に触れる場所でもなかったのだろう、柱のデザインも地味なものが多いし、すべての柱のデザインが統一されているわけではない。
- 地下宮殿から出た後、スルタンアフメト駅近くのレストラン、"Selim Usta"で食事。ミートボール、ラムのシシカバブ、スープ、サラダ、ミネラルウォーター2本でLit
36 = Euro 19。この店にはお酒はない(しかもラマダン中)。
- 食事の後、再びトラム、地下鉄に乗りホテルに戻った。
4. その他雑感
1) プラハ
- 実はプラハは2回目の訪問だった。前回は1991年2月、卒業旅行で欧州を1か月うろうろした時に1日だけ滞在。当時はまだチェコスロバキアで、ビザも必要だった。89年11月に共産党政権が崩壊して1年3か月ぐらいだった。当時は英語の案内もなく、英語を話す人もほとんどなく、また、街全体がかなり薄汚れて疲れた感じ。逆に歴史の重みが感じられる雰囲気だった。
- それから20年が経ち、今回訪問したプラハはかなり垢抜けた雰囲気だった。建物も修理され、色々な店が軒を連ね、観光地として普通の雰囲気になっていた。昔はファストフード店さえなかったのが、今やマクドナルドやSubwayがあり、レストランもあちこちにあった。この変化には驚いた。
- チェスキークルムノフツアーに行く途中、いくつか小さな農村を通り過ぎたが、かなり生活水準は高そう(プラハとあまり差がなさそう)。都市と農村部の生活水準の差が小さい方が裕福な国なので、チェコはかなり裕福な国だなと思った。
- この農村や、畑の傍には小さな祠みたいなものが多くあり、宗教画が飾られている。ところが時々、中に何も飾られていないものがある。チェコは無宗教という人も少なくないので、いつの間にか信仰心が薄れてしまったのだろうか。
2) イスタンブール
- トルコは、一度行ってみたい国の一つだった。今回は1日だけの非常に短い滞在だったが、期待通り、歴史的な街だった。
- トラムから見た街角は、何故か台湾や香港のような雰囲気(そんな風に感じるのは私だけか?)。
- もう少しじっくりと見てみたい街だし、他のトルコの街も見てみたい。博物館などの入場料が少々高めなのが困った。
3) フライト
- トルコ航空は今回初めて乗った。夜に日本を出て、翌日朝にイスタンブール着。そこから乗り継いで昼には欧州各地に到着できる。これは意外と便利だ。
- サービスは良い方だと思う。KIX - Istanbul線はアメニティーグッズとスリッパを配っていた。
- 機材はA330-200だったが、エコノミーシートにもパソコン用電源もあり、とても便利。機内には中東風の音楽が流れ、普段乗る米系やSQとは違う雰囲気。
- 日本人スタッフはいなかったが、日本語を話すトルコ人スタッフが何人かいた(確か日本人スタッフについては、契約か何かで揉めていたはず)。
- 食事はなかなかおいしかった。トルコ風の味付けのものもあったが、他社に比べても遜色なかった。
- 免税品の販売がなかった(国際線で免税品の販売がないのは珍しい)。
- イスタンブール - プラハ便は、アメリカの中長距離便みたいな感じ。狭い。
- スナックにヘーゼルナッツが出てきたが、これがどうもお腹の調子を悪くした様子。おかげでプラハではビールは1杯しか飲めなかった。
- 往路イスタンブール - プラハ便では、窓からブダペストの街が見えた。
- イスタンブールのトルコ航空ラウンジは広く、食べ物・飲み物も充実。もちろんアルコール類もある。シャワーも無料で使える。
- トイレやシャワーはタイルや水道の蛇口など、トルコ風のデザインになっている。なかなか味がある。
- 復路、イスタンブール空港は全体がエアコンの故障のため、蒸し風呂状態…。せっかくシャワーを浴びてすっきりしたのに、飛行機に乗る前にまた汗だらけになった。

